読書のものさし

おもに九州に縁のある作家や作品を紹介する書評ブログ

2018-12-08から1日間の記事一覧

リルケが刻んだ永遠の青年像 ~リルケ『マルテの手記』の感想~

今回読んだ本は、ドイツの詩人・リルケが書いた『マルテの手記』です。 文庫本にして500ページを超える長編小説です。 立派な詩人になりたいと夢を抱くマルテが、 都会のパリへ上京してきた日々の記録が綴られています。 「マルテの手記」には、不慣れな世界…