読書のものさし

おもに九州に縁のある作家や作品を紹介する書評ブログ

2018-11-24から1日間の記事一覧

恋愛ベタな僕が大学生に『愛の試み』をおすすめする理由

今回読んだ本は、福永武彦『愛の試み』。 文庫本にして160ページと短い、哲学風のエッセイです。 愛という抽象的な内容をあつかうため、硬質な文体で、 抽象的な言葉が多く使われています。 ですが、エッセイをもとにした挿話付きなので、 読者が実感に即し…