読書のものさし

おもに九州に縁のある作家や作品を紹介する書評ブログ

2018-11-30から1日間の記事一覧

林芙美子という生活人 ~林芙美子『風琴と魚の町・清貧の書」の感想~ 

今回読んだ本は、林芙美子『風琴と魚の町・清貧の書』です。 本書には初期の作品群から9つの短編が収録されています。 その大半が作者の身辺に材をとった私小説で、 貧しい生い立ちや夫婦の関係が中心を占めています。 本書を読んで発見がありました。 同じ…